3.港則法に関する次の文章群(1)〜(4)における①及び②の正誤について、正しい組み合わせを表の1〜4から選び、その番号を解答欄に記入せよ。(4点)
(1)
① 港則法は、港内における船舶交通の安全及び港内の整とんを図ることを目的としており、これは第一条に規定されている。
② 港則法を適用する港及びその区域は、政令で定められており、港則法施行令がこの政令にあたる。
| 1 | ①正 | ②正 |
| 2 | ①正 | ②誤 |
| 3 | ①誤 | ②正 |
| 4 | ①誤 | ②誤 |
【模範解答】 「 1 ①正 ②正 」
【かってに解説】
① 問題の通り、港則法1条に規定されていますので、⭕️になります。
第一条 この法律は、港内における船舶交通の安全及び港内の整とんを図ることを目的とする。
② 港則法2条のとおり、港及びその区域は政令で定められており、この政令は「港則法施行令」1条ですので、⭕️になります。
(港及びその区域)
第二条 この法律を適用する港及びその区域は、政令で定める。【港則法施行令】
(港及びその区域)
第一条 港則法(以下「法」という。)第二条の港及びその区域は、別表第一のとおりとする。
(別表第一略)
(2)
① 平水区域を航行区域とする日本船舶は、入出港の届け出を要しない。
② 総トン数20トンの汽船は、この法律でいう「汽艇等」に含まれる。
| 1 | ①正 | ②正 |
| 2 | ①正 | ②誤 |
| 3 | ①誤 | ②正 |
| 4 | ①誤 | ②誤 |
【模範解答】 「 2 ①正 ②誤 」
【かってに解説】
① 港則法施行規則2条1項2号の規定により、届出を要しないので⭕️になります。
【港則法施行規則」
第二条 次の各号のいずれかに該当する日本船舶は、前条の届出をすることを要しない。
((1)略)
二 平水区域を航行区域とする船舶
((3)略)
② 港則法3条1項によれば汽艇は総トン数20トン未満の汽船のことであり、総トン数20トンは含まれないため❌️になります。
(定義)
第三条 この法律において「汽艇等」とは、汽艇(総トン数二十トン未満の汽船をいう。)、はしけ及び端舟その他ろかいのみをもつて運転し、又は主としてろかいをもつて運転する船舶をいう。
(②③略)
(3)
① 特定港内において使用すべき私設信号を定めようとする者は、港長に届け出なければならない。
② 特定港内においては、汽艇等以外の船舶を修繕し、又は係留しようとする者は、その旨を港長に届け出なければならない。
| 1 | ①正 | ②正 |
| 2 | ①正 | ②誤 |
| 3 | ①誤 | ②正 |
| 4 | ①誤 | ②誤 |
【模範解答】 「 3 ①誤 ②正 」
【かってに解説】
① 港則法28条の規定によれば、私設信号を定めるには港長の許可が必要ですので、❌️になります。
第二十八条 特定港内において使用すべき私設信号を定めようとする者は、港長の許可を受けなければならない。
② 港則法7条の規定のとおりですので、⭕️になります。
第七条 特定港内においては、汽艇等以外の船舶を修繕し、又は係船しようとする者は、その旨を港長に届け出なければならない。
(②③略)
(4)
① 港長は、特に必要があると認めるときは、特定港内に停泊する船舶に対して移動を命ずることができる。
② 広島港を出港後、関門港を通過して舞鶴港に入港するとき、港域を通過するだけであっても関門港についての入出港を届け出る必要がある。
| 1 | ①正 | ②正 |
| 2 | ①正 | ②誤 |
| 3 | ①誤 | ②正 |
| 4 | ①誤 | ②誤 |
【模範解答】 「 2 ①正 ②誤 」
【かってに解説】
① 港則法9条の規定のとおりですので、⭕️になります。
(移動命令)
第九条 港長は、特に必要があると認めるときは、特定港内に停泊する船舶に対して移動を命ずることができる。
② 港則法施行規則11条2項の規定によれば、規定されている港の港内(関門港の港内は該当します)を航行する際には、信号旗を掲げて進路を表示して航行しなければならないが、入出港の届出まで必要ではないので、❌️になります。
【港則法施行規則】
第十一条
(①略)
2 船舶は、釧路港、苫小牧港、函館港、秋田船川港、鹿島港、千葉港、京浜港、新潟港、名古屋港、四日市港、阪神港、水島港、関門港、博多港、長崎港又は那覇港の港内を航行するときは、前しょうその他の見やすい場所に海上保安庁長官が告示で定める信号旗を掲げて進路を表示するものとする。ただし、当該船舶が当該信号旗を有しない場合又は夜間においては、この限りでない。

